• 2025年12月25日

HPVワクチンについて②

 HPVワクチンにはマイナスイメージがあるのも事実です。接種控えがあったときは接種率は0.3%まで落ち込みました。今年度は40%くらいと想定できますからかなりの接種率アップですね。しかし、G20の中では日本のHPVワクチン接種率は1~2番に低いのが現実です。マイナスイメージは「力が入らない」「歩けない」「手が震える」「登校できない」「部活が出来ない」「目が見えづらい」など、生活に困る症状をマスコミが報道したことがきっかけでした。世界でも副作用を思われる症状に襲われる少女たちが一定数いました。HPVワクチン(当時は子宮頸がんワクチンと呼ばれていました)接種が原因の可能性があるとして、厚生労働省は2013年から約9年間、「積極的接種を勧奨しない」と判断しました。一方、同じような問題を抱える世界各国の多くは積極的接種を継続しました。結果、2015年から日本の子宮頸がん罹患率は世界一となっています。

 9年間の積極的接種を控えた頃に任意で接種した少女たちには副作用症状がほとんど見られませんでした。統計学的にHPVワクチン接種による副作用率は、小児時代で接種する他のワクチンの副作用率と同等でした。HPVワクチン接種推奨になった今でも副作用と思われる症状でお困りの方には、47都道府県に相談室が設けられています。多くは大学病院の産婦人科や麻酔科が担当しています。

 お子様がワクチン接種することに悩まれる保護者の方もいらっしゃいます。接種するご本人が接種も望まないケースもあります。筋肉注射で2回もしくは3回接種する必要があります。どんなワクチンなのか、婦人科で是非ご相談ください。その上で接種するかしないかよくご検討ください。

 性交渉前の小6から高校1年生の学年の方は、期間内に接種した場合は全額無料です。性交渉の有無に関わらず45歳くらいまでの男女共にHPVワクチン接種は推奨されています。

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